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鈴木皓詞(文筆家)
筒井紘一(今日庵文庫文庫長)
茶の湯は個の時代の魂をととのえる
道具は「点」だと思うのです。その「点」は情報がたくさん詰まった「点」なのです。情報の集約としての「点」です。そこにお箱書きの大切さと楽しさがあるのです。その「点」が頭の中で繋がっていきます。そうして繋がった「点」が言葉を発し、情景が動き出すのです。組み上がった道具を俯瞰する時、それらの全体が見える(本文より抜粋)